「正直者には尊敬の的、悪徳者には畏怖の的」 雑記

 この言葉は、昭和25年の国税庁開庁式におけるGHQ経済科学局歳入課長ハロルド・モス氏の挨拶文です。あまり有名な方ではないかもしれませんが、ハロルド・モス氏は、シャウプ博士招請を発案した人であり、戦後の混乱期の中で税制の基礎作りに携わっています。

 言葉の意味は、税務職員の仕事に対する姿勢を訓示されたものだと思います。

「常に真摯に適正・公平な姿勢を貫け、そうすれば自ずと、誠実な納税者からは尊敬の目を向けられ、不誠実な納税者からは恐怖に駆られる存在となる。」

  正義感を持って、適正・公平な執行をしなさいということであり、「良き納税者には菩薩のごとく、悪しき納税者には夜叉のごとく対応する。」というように、納税者により対応を変えるのではなく、正しい仕事をすれば、納税者の信頼が自ずと深まるということだと理解しました。

 OB税理士のHPや国税幹部の着任時あいさつにときおり見られますが、意味を理解・・・・・・国税の皆さんも正しく理解して仕事をしてほしいものです。

 もし、税務調査で会社やお店に来た時には、税務署員に聞いてみるのも一興かと