ジュニア(子供)NISA

 ジュニアNISAとは、正式には、「未成年者口座内の少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税措置」と言われるものですが、難解な言葉ですね。

 簡潔にもなかなか表現しにくいですが、2014年からスタートしたNISAは20歳以上でしたが、これを未成年者にもNISA口座開設が可能としたもので、2016年1月からスタートしました。お金は、両親や祖父母などが拠出するというイメージになっています。年間投資上限額は80万円、子供が18歳になるまでは払い出し制限がかかっています。

 詳細は国税庁ホームページのリーフレットhttp://www.nta.go.jp/gensen/nisa/pdf/jrnisa.pdfとQ&Ahttp://www.nta.go.jp/gensen/nisa/pdf/jrnisaqa.pdfを参考としてください。

 相続税の基礎控除が引き下げられたこともあり、相続税対策としての需要もあるかと思います。日本証券業協会公表の28年10月末の利用状況は、主要証券会社10社で76,199口座です。同時期のNISAは5,107,625口座と比較するとまだまだ低調かもしれません。

 ジュニアNISAの主なメリット・デメリット

 ①メリットは、非課税での運用と相続対策

 ②デメリットは、18歳になるまで引き出せないこと

 ですが、ご家庭の状況によりメリット・デメリットをお考え、利用を検討することも将来役立つかもしれません。

 ジュニアNISAへの資金拠出については特別な贈与税の控除などはありませんので、他の贈与と合わせて110万円を超えると贈与税が課税されることになりますので、ご注意ください。